木魚の起源は17世紀、隠元禅師が中国から持ち込んだ「魚板」だと言われているが、魚の形をしているのは、怠け者の僧が畜生道に堕ちて魚になってしまったという故事から戒めとしてという説、または眠るときにも目をつぶらないと言われていた魚を模した仏具を傍に置き、眠らないようにという戒めにしたり、どうしてもというときにはそれを叩いて寝ないようにしたという説もある。