ある事業に関わる人材を最も効率良く運用したいのであれば、職能で組織を分けることは、それ自体が「取引コスト」を増大させます。そこで、現代的なソフトウェアプロダクトチームは、役割を分割することを嫌います。ある事業やプロダクトに対して、職能・職種を横断してチームを組成し、意思決定者と実現する能力をもつ人員の取引コストをできる限り下げたチームを機能横断型のチームといいます。
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機能横断チームは、組織内部の取引コストを極限まで下げることで、意思決定のスピードと高いコミット意識をもつ状態を維持・育成するために作られます
これは、市場環境に不確実性のつきまとう現在では、多くのイノベーティブな企業で導入されている組織の形です。機能横断チームはユニット型組織とも呼ばれます。また、組織パターンの用語では「全体論的多様性」をもたせるともいいます。下記は、機能横断チームの能力を引き上げるキーワードの例です。
・地理的に近い配置
・十分な権限委譲
・心理的安全性の高さ
・目的の透明性
広木さんのEM本より
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